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どうも、せきどです!
本日紹介する一杯は、新橋にある坦々麺の専門店「Blood Moon」さんの濃厚坦々つけ麺です。こちらの坦々麺、坦々系が好きな方にもそうでもない方にも、とにかく是非食べてほしい一杯です。
新橋駅と内幸町駅の間、外堀通りを1本北へ入った路地にて営業されておりまして、隣にはメディアでよく目にする「炭火焼濃厚中華そば 倫道」がありました。
錦糸町にある麺屋「noodle house 錦鯉」の系列だそうで、元をたどると渋谷区神泉にある名店「うさぎ」へたどりつく系譜とのこと。錦鯉さんも以前から存在は知っていたのですが、つけ麺がなく汁なし坦々麺のみだったため足を運んだことは一度もありませんでした。そしてその流れを汲んだBlood Moonさんにはつけ麺がある、これはもう世界的につけ麺のムーブメントが来ていますね。
店内はL字型カウンター席8席のみ。2階は同じ店舗ですがバーとして営業されているようです。夕刻、早い時間帯ということもありお客さんはなし。この時間(15時から18時の間)にやっているというだけでも本当にありがたいですな。卓上調味料は特製の黒酢のみ。バーも兼ねているということもおそらく理由としてあると思うのですが、店員さんの対応が終始心地よく、6回行ったら1杯無料になるスタンプカードなどのサービスもありました。
メニューは坦々つけ麺のほか、普通の坦々麺に、汁なし、そして胡麻つけ麺、そして魚介出汁の中華そばなどがありました。
坦々つけ麺 950円 肉玉飯 350円
「辛さ」「痺れ」のレベルを調整できまして、1が基本、2までは無料とのこと。とりあえず両方とも2でお願いしました。
一眼でわかるつけ汁のドロドロさ。濃厚でいて胡麻の風味もさることながら、回しかけたラー油はまさに「ブラッドムーン」をアーティスティックに象徴している感じです。おしゃれさがすごい。スープにはニラやそぼろが入っておりまして、そして上からは花椒が振りかかっています。
麺は加水率やや高めの中太ストレート麺。こちらにもなんらかのタレが麺の周りにかかっておりました。トッピングは青菜とネギ、そして糸唐辛子という布陣。
写真でも分かるくらいの超絶濃厚な坦々スープに麺を潜らせ、一口食べた瞬間とんでも無い衝撃を覚えました。今まで食べたことのない坦々つけ麺なのです。バチバチに味の濃いスープなのですが、辛味や酸味がもうめっちゃすごい濃厚なんです。めちゃくちゃ辛いわけでも、めちゃくちゃ酸っぱいわけでもなく、濃厚で芳醇なのです。これちょっと表現的にどうなのって思うんですが敢えていうならば、変態的な美味さなんですよね。
それぞれの変態的な味わいが複雑に絡み合いながらも、ぶつかりもせず、隙間も逃げ目もなく土直球に口に運ばれてくる感じ。これはもうなんか、スープを混ぜないでムラのある味わいを全力で楽しみたくなるような、そんな暴力的なおいしさがあるのです。
それでいてしっかりと上品なんです。裏では悪いことやってるのに表ではものすごく良識的に振る舞うイケメン俳優の、裏の顔まで知った上で好きになっちゃうような(伝わるわけがない)、そんなヤバめの魅力があります。途中黒酢を加えるとより味に深みが出まして、もっと上品な味わいに昇華されます。
最初の一口がもう本当に衝撃的に美味しくて、小を頼んだことが勿体無いとすら思ってしまっていたのですが、最後の方は濃い味のため満足感が強く、食後には満足感もしっかり感じることができました。ちょうど良かった。
こちらはセットで頼んだ肉玉飯。そぼろにしっかりと味がついていましたが、坦々つけ麺とは異なり優しく素朴な味わいで、オアシス的な感覚でいただきました。
ごちそうさまです!思わず店員さんに「めっちゃうまかったです」と言ってしまうほど、唯一無二の坦々つけ麺でした。気になった方は是非足を運んでみてください!
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