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今回は江東区、木場駅と東陽町駅の真ん中あたりにある超スーパー人気店、麺屋吉左右に初めて訪れました。
ラーメンデータベースでは必ず全国ランキングでトップ10をキープしています。
その人気に恐怖し、少しでも並ぶ時間を減らそうと開店15分前に向かったのですが、あれ、すでに開いている・・・?そして中は満席、外にはすでに15人ほど並んでいます。これにはビビりました。
券売機で食券を買うと、店主の奥さんが注文を聞きにきてくれます。これは接客されてみないとわからないと思いますが、惚れます。とても物腰が柔らかくて慈愛の心に満ち溢れています。そしてその営業姿勢もさることながら厨房にも立ち盛り付けや提供、片付けに加え待ち客の対応まで全て行うという素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。八面六臂とはまさにこのことです(最近趣味で四字熟語を覚え始めています。付き合ってやってください)。
この2人のおかげで回転も実にスムーズで、待つこと15分ほどで入店することができました。
卓上はこんな感じ。調味料は白胡椒に一味、そしてお酢かな?綺麗な容器に入っています。
なんと着席から5分ほどでの提供。実にスムーズです。
これが全国トップのラーメン屋のつけ麺ですぞ、しっかり見ていきましょう。
まずはつけ汁。動物系と魚介系のWスープ、レビューによっては豚魚と書かれてるものもありましたが、個人的には鶏白湯ベースに近いんじゃないかな、というほど、鶏の良い香りがします。スープは粘度がかなり高く、ざらつきはなさそうです。
麺は中太、ストレート。多加水でもっちり感の強そうです。こうかいぼうやわたるもそうですが、この太さと質感の麺に、この器のサイズ感が江東スタイルなのでしょうか。江東区でよく見かけるイメージ。トッピングなどはなく、限りなくシンプルな麺皿となっています。
そして別盛りのチャーシュー。見た目はかなり硬派なチャーシューです。他の器が大きい分、比較で小さく見えるかもしれませんが、3枚それぞれがしっかり重量感のある大きさとなっています。
と、非常に冷静に分析しましたが、もう限界です。こんなに美味しそうなつけ麺を前に、そんなお行儀よくしていられるわけないじゃないですか!早速食べます!
一口食べた瞬間、思わず「おほっ」となりました。笑顔が飛び出ます。激ウマです。美味佳肴。
やはり豚というより鶏が強い気がします。味はもう、なんというか慈愛の心にあふれています。スープをちょっと啜っただけでも強さを感じるほどの塩気があるにも関わらず、どれだけ麺をつけても全然ちょうど良い。なんでなのでしょう、よくわかりません。塩気が一気に口の中で消えるんですよね。不思議・・・。
そしてモッチモチの麺との相性がまた抜群です。正直俺この手の麺ってそこまで推してないんですが、このスープなら全然アリ、いや、これしかないって感じ。
チャーシューは口触りがめちゃくちゃしっとり。全くパサパサしてません。逆に変な例えになっちゃうかもしれませんが、低温調理ですごくしっとりさせた最高の鶏チャーシューにそっくりなんです。そして口の中で柔らかく溶けていきます。うめええええ・・・。これほど硬派な見た目でここまでしっとりさせることができるのか・・・。
味玉も完璧でした。ここまできたら逆に味玉くらい失敗してても可愛げがありますが、さすが吉左右、丁寧の極みです。まさに個の極致です。
300gと、ちょっと多めの麺量でしたがあっという間に平らげてしまいまして、スープ割りで最後までいただきました。
いやはや、素晴らしいものを食べました。圧倒的感謝。
店を出たら、行列はこんなことになっていました。これでもまだ12時前です。アトラクションか。