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今回は仕事の合間に浜松町にある大門駅にやってきました。
そういえば以前大門に来たのは2月の終わり。もう半年も前になります。あの時THANKで食べたよくわからないけどめちゃくちゃうまい肉の味を思い出しながら、空前絶後の2020年があっという間に過ぎ去りゆくことを実感しています。そう、気がつけばもう秋はすぐそこまでやって来ているのです。
とりあえず予定調和の空振りを一回挟みまして、
やってきたのはこちら。麺屋大斗です。
麺屋大斗は日本橋付近に2店舗、そしてこちらの1店舗で、把握している感じ都内に3店舗ある感じです。しかしながら、入店は今回が初めて。入り口に「大勝軒」の文字があるように、東池袋大勝軒の系列でして、その味を脈々と受け継いでいる模様です。
そういえば、以前うますぎると俺の中で話題になったヌードル・サウンズの店主は麺屋大斗で修行を積んだ方という話も聞いています。うむ、さすがは大勝軒。うまいつけ麺をどんどんと世に輩出していくその姿勢に今でもなお感服し続けています。
店内は縦に長く奥行きのある感じです。店内はちょうどいい感じで年季が入っていまして、なかなか雰囲気が良いです。お昼をとうに過ぎた時間のため、お客さんはまばら。少しゆっくりとした感じも、この店内の雰囲気と合間ってなかなか居心地の良い塩梅です。
つけ汁の器はかなり豪華。チャーシュー、なると、めんまに、ネギと魚粉ががっつり乗っていてなんとも嬉しい見た目をしています。
麺皿の方は味玉と海苔が。こちらも非常に綺麗な見た目です。
うまい。確かなもりそばがここにありました。豚、鶏の動物系スープに節の味がしっかり混ざった、安心安定のスープ。
突出したものはなく、全ての食材が調和して角のない大勝軒の味わい。いかに歴史の長いもりそば文化だとしても、そんな昔からあるわけではないのになぜか日本人のソウルフードのような安心感を感じます。
不易流行という言葉があります。決して変わらないもの(不易)の中にも変わっていくこと(流行)があり、流行もやがて永続的なものとなる(不易)という真理を説明した熟語であるというざっくりとした俺の中の解釈ですが、麺屋大斗の味はまさに不易流行を体現されているように感じます。
温故知新、とも言い表せるかもしれません。大勝軒の味をしっかりと進化させている。そう考えると、趣深くとても美味しいつけ麺をいただけたように思えます。ごちそうさまです!