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錦糸町付近を散歩中、偶然つけ麺を売っている中華料理屋があったので入ってみることにしました。
錦糸町駅から錦糸公園方面に歩き、オリナスの裏側。天下一品ラーメンなどの店が横に並び賑わっている通りの一番奥にある中華料理屋さん。
なんでも、かなりの老舗のようでかつてはずっと地元の人に愛されていた店主と奥さんが切り盛りしていたという話です。
僕が入った時は若い中国人2人と、日本人の女性ホールスタッフ1人の3人。当時の味が引き継がれていると信じまして、つけ麺を注文しました。
すぐに調理が始まり、体感5分ほどで厨房から料理人の人がスープとやかんを持って来てくれました。
おおおおお。すごい。
つけ麺、これだけ器の大きいスープは初めてだ・・・。
具は五目系の野菜と、きくらげなどのきのこ類、そしてわかめにのり、たまご。中華料理らしい、すっげえ良い匂いが漂います。
この謎のやかんは・・・?
一応、日本のつけ麺システムを踏襲しているなら、スープ割りの可能性が高い。
よくわからないのでレンゲに注ぎ飲んでみると、生姜の香りが口いっぱいに広がります。これは完全にスープ割りだ。しかも、生姜ベースとか、絶対うまいやつ。
麺が届くまで待ってようと思ったのですが、テンションと期待が高まってしまい、我慢できずに味見をしてみます。
とろみのついたスープ、透明度も高くごま油の香りがたまらん。
一口飲んでみると、香りの美味しさに醤油と酢の爽やかな味わいが鼻に抜けます。
え〜、これはうまい!
言うなれば、うまい天津飯とかにかかっている餡。あれをベースにつけ麺スープにアレンジしている感じです。
麺が茹であがるまでに意外と時間がかかり、しばらく待ったのですが、とろみのおかげでスープが全然冷めないのも、かなり合理的で素晴らしい。
そして待つこと10分ほどで、とうとうやって来ました。
これで750円です。
僕の地元に南京亭という中華料理屋さんがあるのですが、そこなら1,000円すると思います。
麺はよく中華料理屋で使われる縮れ麺です。これをつけ汁に入れるんですが、鞍上になっているためなかなか下まで潜らせることができない。
億劫だなと思いましたが、頑張って食べるとめちゃくちゃうまい。
5-10分ほどでさらっと平らげまして、スープ割りで割ってみると、全く別の優しいスープに早変わり。田舎のおばあちゃんの味のような、ものすごい安心感を感じます。
いや〜、ここ最近全然食べてなかったけど、実は中華ってうまいんだなぁ・・・。
新しい世界にはまってしまいそうな感じです。