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浅草の弁慶といえば、ごっついラーメンを出してくれる店として評判ですが、なにやらつけ麺もあるという情報を聞きまして、夜中に向かうことに。
初めて弁慶に行ったのは3年前くらいでしょうか。浅草でお世話になっている方と飲んだ帰り、終電に乗り遅れて一人浅草をさまよっていた時、偶然見つけてしまったのです。
新世界でした。
あとで調べて見ると僕が足繁く通っていた「なりたけ」も、この弁慶で修行された店員が独立したそうなのです。というわけで、なりたけの「ギタギタ」はこの弁慶発祥。弁慶でも「ギタギタ」が通用するのです。まさに「背脂チャッチャ系」の老舗というわけです。
それから事あるごとに通っていたのですが、つけ麺を食べるのは初めてです。
この外観を目にした瞬間、一気に気高き戦士となります。
可愛く「とんこつ」と書かれていますが、そんな「とんこつ」では表現できないほどのスープがここにはあるのです。気を引き締めてかかります。
卓上のこの感じ。最高です。
2つのケースの中にあるのはラー油とおろしにんにく。そして直方体のGABANの胡椒。様式美です。年季の入ったベテラン店舗にしか許されないかっこよさがあります。
食券を店員さんに渡し待つ事6分ほどで着陸です。
さっぱり・・・?
「さっぱり」とは・・・?
いや・・・、とりあえず気になるものは置いておいて、とりあえず一旦整理してみましょう。
まず麺が弁慶のラーメンに比べてかなり細麺です。これは意外でした。チャッチャ系のつけ麺で細麺。パンチあるつけ汁に麺が圧倒されるのではないかと不安になりますが、弁慶曰く「さっぱり」なので大丈夫ということなのでしょうか。
そしてデフォルトで味玉が入っているという事を知らず味玉トッピングをしたため、味玉が2個という展開です。
それにしても、細麺といえ・・・麺多すぎじゃないかな・・・?
少なく見積もっても茹で前350gくらいありそうです。弁慶だから、といっても「さっぱり」を売りにしているのにこんなに盛ってくれるって、すごいなぁ。やっぱり弁慶は気高い。
はい、そしてツッコミポイント第2。全然さっぱりしてないスープ。
公式サイトではこう書かれています。「背脂少なめのサッパリスープ」。なるほど?
背脂少なめとは・・・?
さすが弁慶クオリティです。
結局、うまいんですよね。
もう、前説なんてどうでもいいんです。あーだこーだいったって、結局食べたら弁慶にたしなめられちゃうんです。
麺に歯ごたえがなく、つけ麺ジャンキーからしたら物足りないと思ってしまうかもしれませんが、それを無視できるほどつけ汁がパワフル。
つけ麺は麺とスープの塩梅を嗜む料理ですが、弁慶のつけ麺は「スープを食べるための麺」という認識で間違い無いようです。
そして弁慶にくるといつもそうなんですが、量が多いのに毎回全部すっと食べることができるんです。
つけ麺でもそれは同じです。つけ汁もガッツリ味濃いめなのに、さらっと食べきることができました。
スープ割りもがっつり豚骨です。豚骨のゴリ押し。
味変なんてやわい男のすることだと言わんばかりの剛腕っぷりです。たまりません。
ごちそうさまでした!
でもやっぱり弁慶はらーめんだなぁ〜。