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つけ麺ばかりをまとめたこのサイトの記事も、とうとう3桁の大台に乗りました。5月頃から始めたつけ麺修行、なんとか年内に100記事を迎えまして、ひとまず目標はなんとか突破。これも偏につけ麺が美味しいおかげです。本当にありがとうございます。
ということで今回訪れたのは、渋谷駅から道玄坂を登ること10分、神泉駅から徒歩2分ほどにあるこちらのラーメン屋。Tonariでございます。
鶏そば、と書いてある通り、鶏出汁がメインなのですが、タイトルにもあるようにもう一つTonariならではの食材が。それは店の外にもふんだんに飾られているんですよね〜。
こちらです。
牡蠣。そう、ここは牡蠣とワインの居酒屋「スパイラル」の横のラーメン屋。どういった経緯で、営業スタイルで提携しているのかはわかりませんが、そのスパイラルの隣にあり、スパイラルで仕入れた牡蠣をそのまま提供する鶏そば屋さんなのです。
多分、スパイラルの隣だから「Tonari」なんでしょうね。そうだったらセンスあっていいなぁ・・・。
それにしても牡蠣の入ったつけ麺は錦糸町の佐市ぶりです。いやー、楽しみだ。
中に入って驚いたのは女性客の多さ。フレンチやイタ飯屋にきてる感覚で女性客が多い。
店員さんは2名、どちらも非常におおらかな表情をしてらっしゃいまして、しかしながらやり手であることがわかるような動きを見せています。
メニューとメニューに映る俺がこちらです。
つけ麺メニューは一つしかなかったのでそちらを注文。柚子塩鶏そばなんかも絶対うまいでしょ・・・。まあでも牡蠣食べたかったし、選ぶ余地はないんですが。
調味料は無し。黒い卓上に透明なグラスがあると、思わずバーに来た感覚になります。
もう、麺皿の盛り付けが高級レストランのそれですね。非常に意識が高い。
まずスープですが、思った以上に鶏煮干しです。牡蠣のつけ麺というだけに佐市のような牡蠣出汁ももっと主張してくるかと思ったのですが、匂いではほぼ牡蠣感がないです。
見てくださいこの盛り付け。
もし僕が芸能人だとして、テレビのグルメルポでこの店に来たとしたら、この盛り付けを見た瞬間にシェフ〜!って言いながら恍惚の表情を浮かべ店主の腰をぽんぽん叩きたいレベル(絶対伝わらない)。
もうね、つけ麺もここまで来たかと。確かに今まで食べて来たつけ麺の中で盛り付けがすごく綺麗なのはいっぱいありましたが、これはちょっと意識レベルが違いますね。
びっくりしたことに塩気が非常に強い。
こういうおしゃれなお店って、比較的味が薄いんじゃないかな〜という予想をはるかに裏切りました。味が濃いし、塩気も強い。でもこれ、居酒屋の人が出してる店だと考えると納得いきませんか。居酒屋って結構味付け濃いですもんね。
麺は全てをつけずに半分くらいつけて食べるか、軽くさっとつけるくらいが非常に美味しい気がします。
さらにいうと牡蠣がどこにあるのかわからないくらい鶏煮干しです。牡蠣はどこだ・・・? と思っていたら
ありました!スープの中に、3つも入っていました!!
一口食べると、すっげーうまい。
佐市とは全く違う方向の牡蠣の美味さの出し方をしています。佐市は牡蠣をガッツリスープに加えることでクリーミーさと旨味をめちゃくちゃ引き出していますが、Tonariの牡蠣は非常にあっさりしていて、牡蠣の臭みみたいなのを一切感じません。その上濃い目のスープにしっかり浸かっているため、味付けも完璧。うわ〜、これマジでうまい。
平打ち縮れは鶏煮干しとの相性がいいのは周知の事実ですよね。食感も楽しませてくれます。
スープ割りをお願いすると、ほのかに牡蠣香る非常に優しいスープが。まさにシメに最適です。塩分気になったのに、うまいから全部飲んじゃうんですよね・・・。もう、全部飲んじゃう。
帰り際に店の端っこを見ると、あめと割引券がありました。
こういう小洒落た感じもまた、シェフ〜!って言いながら恍惚の表情を浮かべ店主の腰をぽんぽん叩きたいレベルですね(絶対伝わらない)。