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つけ麺食べ歩きマン、せきどです。
今回は以前から行ってみたかったお店、世田谷区多摩川沿いにあるなかむら屋というお店に思い切って行ってみたので紹介します。最寄は東部大井町線の上野毛駅で、そこから徒歩で600mほど歩いた先にあります。ダッシュでも3分くらいはかかりそうですね。
玉川ジャンクション、466号線と環八通りがちょうど合流する場所にあります。駐車場も近場にありました。看板をちょっとしっかりみてみると・・・。
「うまい」で挟まれたお店。そう、わかる方にはわかる、ラーショ系です。ですが、ラーメンショップではなく「ラーメンの店」と書かれています。ちょっとネットで調べてみたのですが、ラーショ系であることには違いないのですが加盟店から独立したのか、それとももともとインスパイアだったのかは不明。
父が始めたこのお店を今は2人の息子が回しているそうです。長く地域に根差しながら、トラック野郎を虜にしつづけているなかむら屋は、創業40年を超えるのだそうです。まあそりゃそうだろうな、と思わず言ってしまいそうな、年季がたっぷり刻まれた外観は非常に趣深いものがあります。
店内はこんな感じ。カウンターは10席。食券制ではないところや、卓上のにんにく、醬、胡椒に、ジャンボラーメンといったチャレンジメニューもラーショのそれですな。
つけ麺 並 700円 ネギ 200円 チャーシュー 250円
ネギ、チャーシューのほかに味玉を追加オーダーしたのですが、すでに品切れとのこと・・・!残念!
麺皿はこんな感じです。中太ストレート麺に、チャーシューが6枚。麺はツルツルで喉越しもなかなか良い感じ。チャーシューは昔ながらのチャーシューで、余分な脂身や雑味がなく美味しくいただけます。
つけ汁は白濁感がなく、色が濃いです。量はやや少なめで、ラーショ系に絞っていうならかなり少なめだと思います。トッピングは追加した白髪ネギに、わかめ、刻みネギ、海苔。見た目は非常に美味しそうで、一口啜ってみるとなんとめちゃくちゃしょっぱい・・・!!
これはもう、初体験の領域です。
ちょっとだけ麺を浸して食べても、もう旨味とか味とか全てを凌駕して主張してくる醤油の塩気の暴力です。これはすごいぞ・・・!!
そしてさらにいうのであれば、スープが提供の時点で既にぬるいんです。ラーメンショップ系のつけ麺は割合的につけ汁がぬるいことはよくあるんですが、なかむら屋のつけ汁はそういうレベルではなく、ぬるいというか、常温なんです。ちょっと想定していない状況に、思わず「嘘だろ・・・」と思いながら、とりあえず食べ進めていたのですが、食べていくうちにこのつけ麺にハマる人の気持ちが少しずつわかってくるんです。
ちょっとにんにくを足したところで、にんにくの風味すらほとんどわからないレベルで強い醤油感。食べ進めていくうちに少しずつその暴力的で決して上品とは言えない、ある意味潔い醤油のスープが体にハマり出してきます。このしょっぱさが、心地よさに変わる瞬間が確かにありました。すると少しずつですが、豚骨の香りやネギの味わい、にんにくの風味がわかってくるんですよね。不思議。後半ラー油を入れるとさらに美味しくなりました。気がつけば、これからもう少し美味く感じるんじゃないかという前に完食です。ごちそうさまでした。
帰りに念の為レビューなどをチェックしてみたのですが、やっぱりめちゃくちゃしょっぱいのはブレでもなんでもなくデフォルトなのだそうでです。それでも多くの方が「このしょっぱさが最高!」と言っているのです。
うーむ、富山ブラックを初めて食べた時も驚いたのですが、そういうレベルじゃないんだよな・・・。ラーショ系というだけでなく、全てのジャンルのつけ麺の中でも、唯一無二といえるつけ麺を食べられたと思います。そしてファンが根付く理由も少しではありますがわかったような気がします。何度か通うことで、いつの間にかどハマりするのだろうか。これはまた行くしかないです。
それにしてもこれは、つけ麺好きで巡っている人が初めて食べたら驚くだろうな〜。気になる方は是非行って食べてみてください!