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恵比寿です。ここは以前、めちゃくちゃ目をかけてくれていた会社の社長さんに連れてこられて、生まれて初めてうなぎを食べた地として有名ですが、つけ麺を提供するお店もめちゃくちゃあるんですよね。まだまだ当記事サイトでは開拓すらできてない状況ですが、気になるお店がたくさんあるため今後は幾度となく訪れることになるでしょう。
今回は気になっていた「まちかど」というお店に来ました。もともと別でやっていたバーで限定で出していたラーメンが好評を博しまして、恵比寿で麺屋としてオープンしたという経緯があるそうです。
そしてこちらの麺屋のメインは「鯛」です。当記事サイトでは「灯花」「麺魚」「狐狸丸」「鳳仙花」などを紹介して来ましたが、いまだに鯛出汁つけ麺となるとまだまだ馴染みのない感じがありますよね。
外から直通で2階に上がる階段を登った先には、かなりおしゃれなバーっぽいシックな店内が。奥にはカップルが座れそうなソファのカウンター席まであります。
メニューはお盆に乗って提供されます。
スープの「出汁」となる部分は真鯛のみを使用しているようです。店主はイタリアン出身。つけ汁だでなく、ラーメンのスープもパスタのソースが元となっているのだそうです。真鯛の旨味とトマトの酸味、甘みが合わさり、濃厚でいながらあっさりとした独特なつけ汁なんだそうです。匂いからすでにめっちゃうまそう。
麺もいわゆるラーメンの麺とは異なり、かんすいを使用していないのだそうです。セモリナ粉というイタリア産の小麦粉を使用することで、もちもちしていてコシのある麺が実現したのだそうです。
トッピングはほうれん草と、刻み玉ねぎ、そんでチャーシューの代わりに真鯛の切り身が。もう、たまんねーなここまでされると!鯛に対する思いが強い!
なんだこれは・・・!
いままで体験したことのない鯛の力強い旨味がドカンと口に広がり、その後、パッと消えるんですよね。口の中にねっとり残らない、喉越しからスッキリする感じ。これは新しいというか、すごいというか。なんにせよ、とにかく美味しいです。
麺の食感も今まで食べてきたどの麺とも異なる、唯一無二の食感。コシがあるというよりは、簡単に変形してしまいそうなかみごたえというんでしょうか。もっち〜っと行く感じ。いいところの生パスタと言われれば確かにそうなんですが、全て鑑みると「つけ麺の麺」なんですよね。これは不思議だ・・・。
そして鯛の切り身、このスープにつけることですっごい美味しくなります。そりゃそうですよね、鯛のスープなんだから切り身との相性はいいに決まってる。ちょうど良い塩味。たまりません。あっという間に完食しまして、最後はスープ割りであますことなくいただきました。
サイドメニューにバッテラや鯛出汁で炊いたご飯などもあり、鯛づくしの至れり尽くせりのお店です。鯛の奥深さを是非感じて見てください!
ごちそうさまでした!