沿線
エリア
好み
沿線
エリア
好み
今回は葉月にきました。15年以上前から東京のラーメン店で毎年ランキング上位に上がってくるお店で、ラーメン/つけ麺通の方ならご存知の方が多いお店なんじゃないかと思います。それくらいの人気店でありながら、あぐらをかかずに定期的に味をリニューアルして時代の流れの先端を常に走っている、まさに努力する天才というイメージがあります。
元々今年の夏に「8月だし、葉月に行ってみようかな〜」とかものすごく行き当たりばったりな感じで行こうと思っていたのですが、結局行ったのは9月。そしてこの記事を書くのが11月。もう人生が雪崩式にスライドしています。
まあそんな話はおいておきます。
着いたのは昼をかなり回った頃。流石にこの時間なら待ちなしで・・・と思ったのですが甘かった。店外まで、というわけではありませんでしたが店内にてしっかり待ち客が3名ほどいまして、着席できたのは20分ほどたってから。
一番端の席に着席。カウンターの仕様で少しずつ幅が小さくなっていくという、つけ麺にしてはやや手狭な席でしたが、それもまたスパイスです。
店内をぐるぐるとみていて見つけたのがこちら。なんと「セモリナ粉」を使用しているとのこと。セモリナ粉はパスタの素材として使用されていまして、パスタのあのもちもち感が出るそうなのです。以前恵比寿のまちかどで初めてセモリナ粉の麺を食べて以来の二度目。かなり早い再会にちょっと驚きました。確かに、食感がかなり違うんですよね。今後流行るのでしょうか。
う、美しい・・・。
つけ汁は鰹出汁と濃口醤油ベース。レモンが浮いている以外はもう、なんとも説明のしようがないただのスープ。一点の曇りもないスープです。醤油がすごく爽やかに香る感じ。たまりません。
そして具材は全て麺皿に。細めのストレート麺に2種類のチャーシュー、極太めんま、きれいな色をした味玉、そして草が、昆布水に浸かっています。薬味は柚子胡椒とネギ。
すまん、めっちゃうまい!!
喉越し、鼻に抜ける醤油の爽やかさ、程よい酸味。全てがもう、さらりとあっさりとしていて非常に美味しいのです。これは困ったぞ・・・。細麺だからか、セモリナ粉の食感というのは正直予想していたよりしっかり感じることはありませんでしたが、もうそんなことはどうだって良いレベル。
シンプルだからこそ、醤油ってこんだけうまいんだな・・・ということがわかるのです。ネギを入れると食感や味もまた変わって非常に美味です。
全体的にあっさりしているのですが、こちらのチャーシューがバランスブレイカー。いや、逆か。あっさりしすぎないように、力強いチャーシューが食べ応えを底上げしている感じ。これ、なかなか肉肉しくて攻撃力が高いんですよね。これがまた非常にうまい。
最後に昆布水をぶち込んでスープ割り。ミツバはこの時のためにとっておくのが吉ですね。シャキッとした歯応えと草の爽やかさが気持ちが良いのです。
いやはや、圧巻です。最初から最後まで完成された最強のつけ麺をいただいた気分です。
今年中にもう一度行きたいな!ごちそうさまでした!