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どうも、せきどです!
「大勝軒」って、3つくらいのお店があるの知っていましたか?「東池袋大勝軒」「人形町大勝軒」「永福町大勝軒」、これら3つのお店がそれぞれのルーツとなっていまして、それぞれ創業もバラバラで関係性もなく、名前だけ同じだった麺屋さんなんですが、それぞれが人気を博しておりまして、暖簾分けのお店もたくさんあります。
つけ麺といえばやっぱり「東池袋大勝軒」のもりそば。逆に永福町系や人形町系ではつけ麺のメニューはないと思っていたのですが、先日なんと発見しました。
場所は東京都稲城市。JR南武線「南多摩駅」をおりまして、南東へ6分ほど。川崎街道沿いにあります。17時に伺いまして、先客は1名。佇まいや厨房の形なんかが本店の永福町大勝軒をちょっと彷彿とさせますな。
直系ではないということは分かってはいるのですが、暖簾分けであるという話の他、亜流、インスパイアであるという話もネットで見たり。どうなのかは分かりませんが、メニューや中華そばの写真を見るとやっぱり永福町系であることは間違いなさそう。
入店しまして、カウンター席に座ります。広々としたテーブル席も用意されていました。めちゃくちゃ物腰の低い店主さんが水を注いだコップを持ってきてくれましたので、早速注文。
メニューはわかりやすく壁に書かれてありました。一番安い「中華麺」が950円と、ちょっと高めな印象を受けますが、量はめちゃくちゃありますので、小盛りの850円でも少食の方は満足できるかも。
そして待ち時間に暇を潰す用に、漫画がいっぱいありました。「ゴルゴ13」や「こち亀」「あぶさん」は無く、「築地魚河岸三代目」「聖☆おにいさん」といったチョイス。
そしてカウンターの一角には飴ちゃんコーナーが。マイナーなものがたくさんありました。いや〜、気持ちよく待ち時間を潰せるな〜。
つけ麺 1,000円
スープは香りが素晴らしいんです。煮干しをメインに据えたもので、豚や乾物、そして鯖を使用して抽出したやや濁りのある清湯スープ。つけ麺用にしっかりと調整されており、永福町大勝軒で食べたラーメンよりもしっかりと塩気と旨味と香ばしさを感じます。
麺は中細のちぢれ麺。昔ながらのザ・中華麺という感じですが、歯応えもしっかり感じられました。トッピングは6等分された茹で卵に刻み海苔。
一口食べるといりこの優しく香ばしい匂いがぶわっと鼻から抜けるんです。めちゃくちゃうまい!スープは出汁自体が本当に優しめなのですが、決して繊細、淡口ではなく厚みもしっかりあるんですよね。塩気はやや強めといった印象ですが、それにしっかりとフィックスするレベルで出汁も効いています。これはもう箸が止まらない。
合間に固茹での卵を浸けて食べると、この黄身がまためっちゃウマいんだ。ここまで美味しく感じるのは、雰囲気もあるかもしれません。
いや、安直過ぎて逆に控えていたのですが、ノスタルジックが過ぎるのです。ちょっと寂れたお店の雰囲気に、取り揃えている酒、漫画棚、飴。そしてステンレスのお盆でつけ麺が提供された時に俺はとどめを刺されたのかもしれない。
しかしながら、その雰囲気をさっ引いても美味しいとしっかり言えるつけ麺です。麺の量もやっぱり多めでしたが、最後まで美味しくいただくことができました。ごちそうさまです!気になる方は是非足を運んでみてください!