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こんにちは。都内23区つけ麺食べ歩きマン、せきどです。
今回は新柴又にきています。新柴又、柴又といってわかる人、都内住みの方でもあんまりいないんじゃないかと思います。京成線で、千葉方面に向かう途中にある場所でして、立地的にいえば金町と小岩の間くらいでしょうか。葛飾区の長閑な駅です。
で、今回紹介するのは宣(せん)というお店になります。駅からダッシュで5分圏内にあるお店で、ラーメン、つけ麺ともに評価の高い、和食出身の店主が経営するお店なんだとか。初めてお邪魔したんですが、かなりすごいお店だったんで、もう、その魅力についてがっつり紹介しちゃいます!
外観はこんな感じ。結構年季の入った家屋でして、入り口のドアも物理的になかなか開けづらい感じがありました。
入店すると、小さな店内にはカウンター席が5席。お客さんが3名。後ろにテーブル席がある感じ。タオルを巻くような無骨で手際のいい職人肌の店主がカウンター内側におりまして、フロアにはママという表現が一番妥当ではなかろうかという感じの佇まいをした店員さん。ゴールデン街でウーロンハイを作ってくれそうな感じの、なんとも落ち着きがあり安心感の強い感じの。
券売機を見てみますと、つけ麺ジャンルは「つけ麺」のみ。「大盛り+100円」のチケットもありましたが、う〜ん、特製トッピングとかはなさそう・・・。麺ではなくトッピングでお腹を満たしたいタイプの俺としては、ちょっとお腹が張らないかもしれないけど、まあいいかぁとつけ麺のみ注文しました。
カウンター上には前のお客さんの器がかなり残っている感じ。これもまた、個人店ならではという感じですね。ゆっくりと待っていると15分ほどで着陸したのですが、もうびっくりです。
とりあえずスープからみてみます。こちらはオイリーな感じですが、出汁は魚介がメインのWスープ。鰹節の香りがとってもいい感じですが、実際に節が入ってるのがポイントですね。背脂も浮いてますが、がっつり動物系という香りはほとんどしません。
そしてこっちが驚き。もう、ひとつずつ紹介していくしかない。
まず麺。歯応えがありそうな縮れ麺ですが、ボリュームがなかなかある。ざるで提供されているんですが、このタイプにしてはなかなかお目にかからない量だと思いました。大盛りにしなくてよかったレベルです。
そして分厚いチャーシュー。海苔で隠れてますが、ラフテーとか角煮クラスの厚みのものが5枚。チャーシュートッピングとかではなく、デフォルトでこれだけの量のチャーシューが入ってるんです。
そしてそのほかにも、味玉1個、太いめんま、海苔、ミョウガに糸唐辛子に柚皮がのって、なんとたったの750円。
これはマジですごいな・・・と思っていたら、極め付けは店主の「ご飯食べます?」。なんと、ライスがサービスされるとのこと。もうここまできたらお願いするしかねえなと思い、注文しちゃったもんね。
とにかくミョウガがうまい。
魚の香りが強いのですが、意外とスープ自体「ザ・和風」という感じでもなく非常に馴染み深い味わいなんですよね。そこにミョウガが交ざるってちょっと最初不思議だったんですが、食べてみるとめっちゃ合うんです。和食出身の店長が作った和風つけ麺というより、和食のテイストをつけ麺に入れることによってより味わい深くなったつけ麺っていう感じでしょうか。
そんでやっぱりボリュームがえげつない・・・。
麺自体に歯応えがあってボリュームがすごいのもさりながら、なによりも豚の肉がすっごい重いんです。これだけ重い豚を頑張って食べたのは、わた井ぶりかな・・・とか思ったり。
豚の油を早くなんとかするためにご飯を食べたりしながら、本当にゆっくりと、長時間かけてなんとか食べ切ることができました。
食べ終わって、お店を出て、思わず「すごかった」って言っちゃいましたからね。独り言で。
ボリュームあるお店が好きな方や食べ盛りの方にはもう、超オススメです!ごちそうさまでした!