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町屋駅からダッシュで1分のところにある「虎桜」というお店に来ました。読みは「こざくら」。「こ」は音読み、「さくら」は訓読みのため、音読みと訓読みを組み合わせた名前となっております。こういうのを「重箱読み」というのだそうです。逆に訓読みが先にくる方は「湯桶読み」。なるほどなぁ。
俺は予てからそういうのにやや抵抗のある畑の人間だったのです。あと「英語+日本語」の組み合わせも苦手でした。ロン毛とかダブル絞りとか。ずいぶんひねくれた青年でしたね。
しかしながら重箱読みや湯桶読みというのは普通に日常生活に広く波及されているんですよね。「場所」「地元」「福引」とか、考えてみれば「音+訓」なんてたくさんあるのです。なんなら「音読み」という言葉ですら重箱読みですしね。なので以前の俺と同じアレルギーのある方は一度ゆっくり考え直してみて欲しいものです。
すみません、もうものすごくどうでも良い話をしていました。ここ虎桜の店主は麺屋武蔵出身の方。ラーメンデータベースでみると、メニューのルーツは麺屋武蔵だけでなく八雲や金色不如帰など、かなりの有名店が名を連ねています。しかし全てのお店に個性があるので逆に味の想像がしづらいという。めちゃくちゃ興味が湧きます。
入店すると手前にテーブル席、奥にカウンターがあり、その奥に調理場といった作りになっていました。券売機はテーブル席とカウンターの間にある感じ。メニューは「白」「黒」の二種類と、「坦々」がありました。なるほど、「白」「黒」は八雲のメニューと同じ感じですね。
今回は貝類と動物系のWスープという「白」を注文しました。
卓上調味料は意外と豊富でして、魚粉やしびれ(坦々麺用かな)、お酢に胡椒など。
つけ汁はこんな感じ。とろみのあるスープにネギが散っています。よく見かけるような見た目ではありますが、香りが全く違うのです。あさりやはまぐりの香りがすっごい。匂いで旨味がわかるレベルで食欲がグンと上がります。そしてこれも八雲と同じく、ワンタンが入っていますな。どんな味がするのか楽しみです。
麺皿はこんな感じ。強いですね〜。濃い色をした中太平打ちストレート麺の上に、結構厚みのあるチャーシューが5枚、そして味玉。にしてもワンタン、チャーシュー5枚、味玉までついて、この見た目で1,000円しないってすごいぞ。
よくみるとチャーシューも2種類ありまして、こっちは低温調理のしっとりチャーシュー。
こっちはホロリと崩れる煮込みチャーシューでしょうか。いやはや、至れり尽くせりですね〜。たまりません。早速食べていきたい所存です。
うめえええええ!!!
最初に言っておくと、麺がもちもちすべすべでストレートのため、かなり挟みづらいです。俺の箸のスキルが足りないというのもあるかと思います。救いは割り箸だったこと。割り箸でなかったらもっと難しかったのではなかろうか。
しかしながらその難行をクリアしつけ汁につけて食べた瞬間感動が一気に押し寄せます。貝の旨味がすごい。かといってめちゃくちゃ主張しているかと言われたらそんなことはなく、旨味の広がりがすごいって感じなのです。そしてとろみのあるスープのためストレート麺でもしっかり絡む。これがすごいっす。
合間にチャーシューを食べると、これまた美味なんだなぁ。
そしてワンタン。これがめちゃくちゃうまい・・・。最高です。
後になって調べてみると、どうやら黒の方がやや人気が高い模様。次回行くときは黒を食べます!ごちそうさまでした!