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せきどです。
日暮里から東、三河島から南に行ったところに、繊維街という布とかめっちゃ売ってる一帯があるのはご存知でしょうか。至る所にある「トマト」という謎の看板。通りのどこをみても布が売っていて、初めて存在を知ったときはもう心が高鳴りました。歴史は古く、100年ほど前に浅草の繊維問屋などが集団で移り住んだことが始まりだとかいうんですから、もうすごいですよね。
思えば繊維とつけ麺って相性が良いですよね。糸と麺って似てますしね。だからきっと繊維だらけの街の一角にも、つけ麺を食べられるお店があるだろうと思って調べてみたらありました。
二葉屋。昼は麺屋、夜は居酒屋という営業スタイルのお店のため、メニューは物凄く豊富。ラーメンつけ麺以外にもいろんなメニューがあります。居酒屋/麺屋スタイルですが、外観や内装は年季の入ったおしゃれなカフェ、もしくはバーみたいな感じです。広くはないのですが、テーブル席にカウンターが3席あります。
入店して、とりあえずカウンターに座ります。卓上はこんな感じ。おしゃれですよね。繊維街で働く女性たちに人気で、夜はかなり混み合うんだとか。さらには結構外国人の観光客に人気の模様で、「英語のメニューなどは充実してないけど、とにかくホスピタリティが素晴らしい」という評価を目にしました。
注文は口頭なのですが、お水を持ってきてもらえる際におすすめは「本日のおすすめはラーメンとあんみつのセット」と言われます。本日というより、いくたびに言われるそうです。どうやらこのお店の看板セットメニューの模様。
待っている間、店内を見渡すと、本当に洒落てるんですよね。壁もテーブルも。
そういえば、こちらのお店は居酒屋というスタイルもあるためか、このご時世珍しく喫煙可能の模様です。
つけ麺 850円(+税)
メニューは税抜き価格で、つけ麺は税込で935円。お盆に乗っているスタイルです。
つけ汁は濃厚豚骨魚介。ネギや柚子皮などが散っています。
そして麺は加水率高めの中太麺。おしゃれな器だなぁ。
味玉はデフォルトでついてくる模様です。ありがたい。
一言でいうなら、優しい豚魚、でございます。スープは見た目よりはドロっとしていないのですが、塩気はちょうど良く、動物系の優しい味わいをしっかりと感じることができます。個性が強くあるわけでは無く、全体的に滑らかな心地というか、刺激しない感じ。
麺はかなり柔めというか歯応えは無く、結構ブヨブヨしてるんですが、これがまたなんというか実家のような安心感があります。主流の美味しさとはかなり異なる方向性ですが、ずっとあって欲しいような、たまに食べたくなるような。
なにより、接客が良いですな。人気がある理由も納得です。他にもカレーやナポリタン、カツ煮定食などのメニューもありまして、さながら昔のスキー場の食堂を彷彿とさせるラインナップもまた、親近感が湧く理由かもしれません。
どこか懐かしい、繊維街の麺屋さん。気になる方は是非、行って食べてみてください!
当記事は新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が発令される以前の飲食、撮影を元に作成しております。また、宣言下に訪れた店舗の記事につきましても政府の要請、方針に則った上で作成しております。なお、非常事態宣言の影響で営業時間・定休日が記載と異なる場合がございますのでご注意ください。