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今宵は荒川区に来ています。尾久駅。
尾久駅って東京23区の中ではかなり閑散とした駅でして、本当に23区内なのかと疑問に思ってしまうくらい人が少ないことで有名です。そんな尾久駅付近でつけ麺が食べられるお店は駅から徒歩5分ほど歩いたところにある「富士松」と、そこからさらに数分歩いたところにある「雲」の2店舗のみ。
今回は、富士松にお伺い致しました。ちなみに都電荒川線を使うと、荒川遊園地前駅からダッシュで30秒ほどでこれちゃいます。
外観はこんな感じ。夜はお酒も美味しく飲めそうな感じです。地元のお客さんがたくさん入っている模様で、なかなか賑わっています。俺はたまたま待たずに入れましたが、後続客も結構増えて来て、外待ちのお客さんもいました。
卓上。調味料は胡椒のみでしょうか。
ちなみに富士松の店主は、天空落としで有名な中村屋出身の方なのだそうです。俺も地元が神奈川ですので、なんぼか行ったことがありまして、どんな味のつけ麺が出てくるのか気になるところ。
一気に7人ほどの注文があったため、かなり忙しくオーダーをやりくりしているのですが、店主の踊るような足さばき、手さばきに非常に感心します。もうこれは一種のスポーツ観戦みたいになっている感じがします。途中店の奥から奥さんも参戦し、タッグ戦まで見ることができました。
メインは鶏の方だと思い、そっちを選ぼうかな〜と思いつつも、結局魚系のつけ麺をチョイス。
スープはシンプルに出汁とカエシのみの様子。匂いは完全に煮干しと鰹。鶏は入っていないんじゃないか感があります。その分、シンプルに醤油と煮干しの美味しさが味わえる感じでしょうか。
麺皿はこんな感じ。全粒粉を練りこんだ中太ストレート麺とともに、めんま、味玉、乗り、香ばしいチャーシュー、白ネギ、カイワレ、そして三つ葉が乗っています。チャーシューが香味野菜とともに焼いているのか、非常に良い香り。
うまい!!
淡麗すぎず、濃厚すぎず、非常にちょうど良い塩梅。全粒粉香るストレート麺との相性も非常によく、飽きもこずにガツガツ食べていくことができます。間に三つ葉のアクセントがまた、さっぱりしていて非常に美味しいです。
シンプルなスープですが、食べて行くごとに少しずつ口当たりや味わいも変化していく気がします。後半はつけ汁が冷めるに連れて煮干しの苦味が沈殿するのか俺の舌がバカなのか、しっかり潜らせればどんどんとビター感が出てくる感じに。そんな中、
この香ばしいチャーシューがどんどん美味しくなっていきます。多分しっかり下味をつけているので、逆にちょっとジャンク感(?)があり、それがまた良い。「チャーシュー」といわれてイメージする質感と肉感ではないんです。これどうやって作ってるんだろう。厚みもしっかりありながら、こういう食感を作ることができるんだ〜と感心してしまいます。
店の雰囲気もよく、すっごい美味しかったです!
気になる方は是非いって、尾久の雰囲気と合わせて楽しんでください!