沿線
エリア
好み
沿線
エリア
好み
ずーっと目をつけていた鶯谷-日暮里間にある銭湯がまさかのおやすみ。行き場のない思いを食にぶつけるため、ぶらりとあるっていた先にあったのは、「ぶらり」という看板でした。
実はこの日、初めて日暮里という街に降り立ちました。荒川区はフロンティアなのです。
久しぶりに1日まるっと休みを取ろうと思い、銭湯巡りをしようと画策していたときに「萩の湯」というスーパー評価高い銭湯を見つけまして、さっそくタオル片手に家をおん出たまではよかったんですが、まさかの臨時休業。
僕は絶望し、この世界を恨みました。
だんだんと心が荒んでいく中駅前で興味を引く看板を見かけ、ことなきを得たのです。この看板を見なかったら、多分ダークサイドに堕ちてたと思います。
看板からさらに路地の奥に歩いていくと、かなり奥まったところにひっそりと佇む店舗を発見。
めちゃくちゃ風流な店構えです。こういう店の麺はうまい。食券機につけ麺があることを確認し、テンションは爆上げです。
2階が酒場となっているらしく、それに合わせているのかわかりませんが、店内はかなり薄暗い感じ。ちょっとアダルティックな雰囲気です。
卓上調味料は黒胡椒、七味、酢、ラー油、そして醤油。
ものすごい個人的な話ですが、このひょうたんのケース、実家でも使っていたためいっきに懐かしさがこみ上げてきます。
待つこと数分。
着丼した瞬間に匂いでわかりました。このつけ麺、驚くほど鶏がゴリ推しされています。
スープはかなり粘度の高い白湯。鶏がらスープに鶏油の香りが半端ないです。
めっちゃ時間かけて煮込んでるんだろうな〜ってくらいの白さです。
麺はやや細めの中太やや縮れ。加水率高めの麺は、濃厚な白湯スープを活かすためでしょうか。
そしてこれ。これが鶏辛ちゃあしゅうです。
鶏肉を醬系のタレで絡めたものですが、写真で見る以上にボリューミー。
麺とスープの相性が絶妙です。
スープはもう、これでもかというくらい濃厚な鶏味。これだけ鶏がつよいからか、雑味が全くありません。
旨味が半端ない分、塩気は薄め。この抜き加減がまた、味の方程式を確立しています。
そんで、鶏肉の辛味がアクセントになりまして満足感が半端じゃない。
思っていた以上にお腹にたまる重さです。
1点だけ謎だったのがこの物体。スープの中に沈んでたんですが、茎わかめでしょうか。めっちゃコリコリして美味しかったんですが、謎です。謎の物体。これだけは訳がわかりません。なんすかこれ。
いや〜、素晴らしいお店でした。店員さんの接客もとても気持ちが良く、本当にお勧めできるお店です。ごちそうさまでした!